2026年4月7日
TikTok Shop動画を30秒で完結させるセリフの書き方——1カットあたり何文字が適切か
TikTok Shopで成果を出している動画の多くは30秒以内に収まっている。しかし「30秒に何を詰めるか」を感覚で決めているクリエイターが大半だ。実は、1カットあたりの適切なセリフ文字数は計算で導き出せる。この記事では、数字に基づいた台本の書き方を解説する。
30秒動画の構造を分解する
まず30秒動画の基本構造を把握しよう。TikTok Shopで売れている動画の多くは4〜6カットで構成されている。1カットの平均尺は5〜8秒だ。仮に5カット構成とすると、各カットは6秒ずつになる。日本語の話し言葉の速度は1分間に約300〜350文字。つまり1秒あたり約5〜6文字だ。6秒のカットに入るセリフは約30〜36文字。ただし、間(ま)を考慮すると実質的には1カットあたり25〜30文字が適切だ。
この「1カット25〜30文字」という目安を頭に入れておくだけで、台本の精度は大幅に上がる。文字数をオーバーすると早口になり、足りないと間延びする。どちらもTikTokでは離脱の原因になる。
話し言葉と書き言葉を使い分ける
台本を書くとき、多くの人が「書き言葉」で書いてしまう。「本製品は肌への浸透力が高く、使用後すぐに効果を実感できます」。これは書き言葉だ。TikTokでは不自然に聞こえる。話し言葉に直すと「これ、塗った瞬間にわかる。肌がもちもちになるの」。文字数も減り、感情も伝わる。台本を書いたら必ず声に出して読むこと。口に出して違和感があるセリフは全部書き直す。
「間」の取り方がテンポを決める
30秒動画で最も難しいのが「間」のコントロールだ。間がないと情報の洪水になり、視聴者の頭に何も残らない。効果的な間の入れ方は3つある。
- カットの切り替え直後に0.5秒の無音を入れる。視聴者の注意がリセットされ、次の情報を受け取る準備ができる
- 数字や価格を言う前に0.3秒止める。「これが……980円」のように溜めることで印象に残る
- 最後のCTAの前に1秒の間を取る。セリフの余韻が購買意欲を高める
5カット構成の具体的な台本例
コスメ商品を例に、30秒動画の台本を書いてみよう。
カット1:フック(0〜5秒)28文字
「ファンデ塗ってる感ゼロなのに、肌きれいって言われるやつ」。冒頭で視聴者の興味を掴む。疑問や意外性を含むセリフが離脱を防ぐ。
カット2:商品紹介(6〜11秒)26文字
「これ。朝、スキンケアの後にこれ塗るだけ」。商品を手に取って見せながら、使い方のシンプルさを伝える。
カット3:使用シーン(12〜18秒)30文字
「伸びがすごくて、ほんとにこれだけで毛穴消えるの」。実際に塗っている映像と合わせて質感を伝える。
カット4:結果(19〜25秒)24文字
「ほら、素肌っぽいのにカバー力えぐい」。仕上がりのアップを見せて効果を証明する。
カット5:CTA(26〜30秒)22文字
「リンクここ。在庫なくなる前にチェックして」。購入への導線を明確に示す。焦燥感を少し加えるのがコツだ。
感情を込めるポイントは1カットに1つ
セリフ全体を同じテンションで読むと単調になる。1カットの中で最も強調したい単語を1つだけ決めて、そこに感情を乗せる。カット3なら「毛穴消える」の部分で声を少し上げる。この緩急が視聴者を飽きさせないテクニックだ。すべてを強調すると何も強調されないのと同じ。引き算の意識が30秒動画では特に重要になる。
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